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2019年02月15日

“アツい走り”はタイヤから!気になるタイヤウォーマーの温度を比較!!

タイヤウォーマー5選!各メーカーの気になる「温度」を検証しました!

レースで欠かせないアイテムの一つがタイヤウォーマーです。

今回は様々なメーカーより販売されているタイヤウォーマーを集め、サーモビジョンで温度などチェック比較してみました!

目次

 

タイヤウォーマーの重要性

タイヤウォーマーとは、文字通りタイヤを暖めるためのカバー。サーキットで、あるいは2輪や4輪のレースで見たことがある方もいるかもしれません。

一般的には中に電熱線が入っており、それが熱くなってタイヤを温めるというものです。

ハイグリップ・レース用タイヤはグリップ性能が非常に高いです。それと引き換えに温度依存が高く、実は低温時のグリップ性能は非常に低いのです。

それゆえに、サーキット専用タイヤでの一般公道の走行は禁止されています。

では、なぜサーキットで使えるのか?それは事前にタイヤウォーマーでタイヤを温めた状態で走るからなんです。

 

タイヤウォーマーは、タイヤを温めることでそのような低温時のグリップ低下による「転倒」というリスクを回避するのに一役を担うものです。

 

 

タイヤウォーマーの種類

 

【電熱線】

▼裏地(タイヤと接する部分)

最もポピュラーな電熱線を用いたタイヤウォーマーです。電源を入れるとウォーマー内に張り巡らせた電熱線が熱を持つことで、タイヤを温めるという構造です。

メリットは伸展性が高く、加工がしやすい点。加工コストが抑えられるため、ある程度コストパフォーマンスにも優れています。

電熱線を使ったタイヤウォーマーの中でも「電熱線の敷き方のパターン」「電熱線同士の配置の間隔」など、メーカーによって作り方が異なります。

ポピュラーといいましたが、実は昔からタイヤは電熱線で温めるという手法が使われています。長く使用されてきた歴史を持つその実績と信頼を持ち合わせるウォーマーでもあります。

 

 

【面状発熱体】

▼裏地(タイヤと接する部分)

 

電熱線の代わりに、柔軟面状発熱体を敷くことで”面”で暖める事が可能なタイヤウォーマーです。

そのためタイヤ全体をムラなく均一に、かつ短時間で暖めることができます。

柔軟面状発熱体内蔵のため、高い耐久性と柔軟性を両立したウォーマーでもあります。

 

 

 

【検証】5メーカーのタイヤウォーマーの温度を測ってみた!

気になるタイヤウォーマーの温度を測ってみました。

室内気温・計測時間を統一して計測です!

気温は1桁台の寒さですが、各メーカーどのような調査結果になったのか……商品情報とともにご紹介します。

 

【検証条件】

室内気温:9℃

計測時間:60分

使用タイヤ(フロントのみ):BRIDGESTONE ブリヂストン:BATTLAX RACING R10

使用ホイール:CBR600RR純正ホイール

※全メーカー同条件の下での検証結果です。あくまで当社調べの計測結果となります。参考程度にお考え下さい。

 

CLEVER LIGHT:クレバーライト  (ZiiX)

 

ラップタイマーやバンクセンサーなどをはじめとする「レース関連パーツ」を販売するメーカーです。

特徴はその価格帯。サーキット・レースで使用する道具って、どれも安いものではありません。

クレバーライト製品は、価格の面で購入を迷っているユーザーに嬉しい低価格での提供を実現しています!

これからサーキットで走ってみたい方にとっても、手の届きやすい価格となっていますのでエントリーモデルとしてもおすすめのタイヤウォーマーです。

【価格帯】

¥18,500~¥26,000(税抜)

 

【サイズ展開】

フロント12インチ/120/80~リア17インチ/190/55

 

【ヒーター容量※サイズによります】

フロント:300~350W

リア:300~450W

 

【ウォーマータイプ】

 

【計測結果】

 

 

THERMAL TECHNOLOGY:サーマルテクノロジー (PERFORMANCE)

 

イタリア生まれのタイヤウォーマーメーカーです。

特徴は「カーボンファイバー加熱システム」を採用している点。製造過程において、徹底したテストを繰り返し、

低消費電力で耐久性の高い製品を製作することに成功。カーボン発熱体は温まるスピードが速く、速暖性に優れます。

【価格帯】

¥38,000~¥178,000(税抜)

 

【サイズ展開】

フロント6.5インチ/90/65~リア200

【ウォーマータイプ】

 

【計測結果】

 

計測は「PERFORMANCE(パフォーマンス)」で行っています。

一番高いグレードとなる「EVO TRI ZONE(エヴォトライゾーン)」は1℃~120℃まで細かい温度設定が可能で、様々なレースでサポートをしています。

 

バトルファクトリー:BATTLE FACTORY

 

1996年に発売されて以来、レースの世界で長く信頼と実績のあるメーカーです。

サーキットで見る機会が多く、サンデーレーサーから全日本レーサーまで、幅広く支持されています。

保証や修理等のアフターサービスも充実していますので、安心して使用することが出来ます。

 

【価格帯】

¥40,000~¥65,000(税抜)

 

【サイズ展開】

オートレース用~16.5インチ/リアタイヤ外周:2045-2115mm

 

【ヒーター容量※サイズによります】

フロント:300~360W

リア:300~510W

電源:100V

 

【ウォーマータイプ】

 

【計測結果】

 

 

GET HOT:ゲットホット GP-EVO 

 

 

炎のプリントが非常に印象的なタイヤウォーマー「GET HOT(ゲットホット)」

全日本ロードレースで使用されていることはもちろんのこと、サンデーレーサーの方々にも人気が高く、幅広いシェアを誇るウォーマーでもあります。

その特徴は「電熱線ではなく、独自開発の面状発熱体を使用」している点。これによって遠赤外線でタイヤをムラなく全体を加熱することができます。

電熱線の約6倍もの発熱を誇り、短時間でタイヤ・ホイールを温めることが可能です。

ウォーマーでタイヤを焼いてしまうというリスクも抑えられますし、修理も行っているのでアフターサービスの点についても安心です。

「GP-EVO(ジーピーエヴォ)」については、1℃刻みに調整が可能となっており、状況に応じたコンディションに仕上げることが出来ます!

 

【価格帯】

¥32,000~¥135,000(税抜)

 

【サイズ展開】

74Daijiro用~リア17インチ/200

 

【ヒーター容量※サイズによります】

800W程度のポータブル発電機でOK

 

【ウォーマータイプ】

 

 

【計測結果】

 

NTR:エヌティーアール タイヤウォーマーVer.4

 

全日本ロードレースで有力チームが使用するタイヤウォーマー。実はここのメーカーの社長さんは、「全日本で戦う現役のレーサー」だったりします。

生地の頑丈さやケーブル長さなど、現役レーサー目線で製作されているため、サーキット・レース界において非常に多くのライダーの支持を受けています。

ホイールまで高温度で温まるその秘訣は「電熱線の配置」にあります。Ver.4からは電熱線を横方向に幅広く配置し、かつ電熱線同士の間隔を狭めることで

効率よくタイヤ・ホイールを温めることが出来ます。特に検証結果のホイール温度は53℃と圧倒的です!まさにホイールを熱するタイヤウォーマーです。

 

【価格帯】

¥38,000~¥90,000(税抜)

 

【サイズ展開】

フロント12インチ/100/90~リア17インチ/195/65

 

【ヒーター容量※サイズによります】

フロント:300~440W

リア:350~620W

 

【ウォーマータイプ】

 

【計測結果】

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか?

タイヤウォーマーについて、検証を交えながらの記事でした。

タイヤウォーマーといっても、さまざまなメーカーの特徴や温め方の違いがあります。

2本のタイヤで走るバイクにはどうしても「転倒」という文字がつきまといます。

タイヤウォーマーはそのリスクをグッと抑えることができます。

転倒のリスクを抑えるために、あるいはライバルとのアドバンテージを築くために、タイヤをいたわるために……タイヤウォーマーが必要なアイテムとなってきます。

 

タイヤウォーマーの新調、新しく購入を考えている方は、是非この機会にご検討してみてはいかがでしょうか?

「サーキットで走ってみたいけど、敷居が高いイメージ……」など、なかなか踏み切れない方も、ライセンス不要の「サーキット体験走行」も各地で行われていますので、

一度参加されてみてはいかがでしょうか?

安全に!楽しいバイクライフを送ってください!

【ご紹介したメーカーはこちら】

・NTR:エヌティーアール タイヤウォーマー

・GET HOT:ゲットホット 

・バトルファクトリー:BATTLE FACTORY

・THERMAL TECHNOLOGY:サーマルテクノロジー

・CLEVER LIGHT:クレバーライト  (ZiiX)

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