商品インプレ:スタッフレビュー

投稿者:

yasuo

2016年02月05日

定番カスタムはココから。MT-09にOVERのフルエキゾーストマフラーを装着してみました!


まえがき

こんにちは!
ツーリングに行くとサービスエリアの駐車場に並ぶバイク達をじっくり眺めて、
その中でも各オーナーさんの手でキッチリと維持されているマシンを見ると嬉しくなってしまうyasuoです。
派手なカスタムバイクも良いですが、よーく見てみると「あ、ここにこんな工夫がされているっ!」
という地味な改良や工夫を見つけると、バイク愛ってイイネ!と感じたりします。

さて今回のバイヤーズコレクションでは、
カスタムの中でも見た目のインパクトや質感、乗車感ともに最も変化が大きく
定番といえるマフラー交換について作業手順をご案内します。

モデル車両はコチラ。2014-2015年ベストセラーのYAMAHA MT-09です。知人から借りてきました。
1

ツーリングだけでなくサーキット走行などの幅広い用途に使っていて、そのために
サスペンションのモディファイやクイックシフター、ポジションの変更やリミッターカット
なども装備した、一見すると地味だけど「走りの性能はワンランク上がってまっせ」という私好みな仕様です。

オーナーさんは純正マフラーにも概ね満足していましたが(MT-09はノーマルでも結構良いサウンド!)
トップエンドの伸びをもう少し欲しい、という要求に応える性能を満たすために実績あるメーカーであることと、
デザイン性や軽量化の側面からこのマフラーをチョイスしました。

OVERオーヴァー:TT-Formula フルチタン フルエキゾーストマフラー

https://www.webike.net/sd/21832155/

entry_1452_block_image_include1_1

最適な管長を稼ぐための個性的なテールパイプを含め、サイレンサーまでフルチタン!
3-2-1集合タイプは珍しく、どんなサウンドなのか、期待が膨らみます。

作業準備

整備環境はさまざまです。自宅の前やマンション前の路上で整備する場合や、
室内で作業できる環境がある人も居ますが、工具やパーツ、ネジなどを無くさないように
整理整頓をしながら作業をすることが大事です。
マフラー交換であれば、傷防止のためにマット(昔はダンボールを使っていました…)で
養生すると良いです。

2

下回りの作業なので、センタースタンドが無い車両は、写真のようにレーシングスタンドで
アップさせておくと作業がしやすいうえ、安定することで安全性も上がります。

純正マフラーの取り外し

MT-09の場合、マフラーのマウントは

  1. フランジナット 6個
  2. サイレンサー部分に2箇所のボルト
  3. O2(オーツー)センサー 1箇所

合計9個のネジだけで簡単に取り外すことが出来ます。

ちなみに、純正マフラーの重量はメーカーデータによると9kg弱だそうです。最近のモデルにしては、これでも軽いほうですが・・・

6

いよいよマフラー取付 まずはエキパイから

はやる気持ちを抑えて、まずは取付説明書(OVERさんの場合は丁寧な組立図が同梱されています)
をよく読みます。付属部品も全部チェックして、部品構成を理解しておきましょう。

製品によって、集合パーツを仮組みしてから付けるパターンや、1本ずつ付けていくパターンなど
適切な手順がありますので『焦らない!』が大事ですね。

また、ガスケットは交換しましょう。排気ポート側に張り付いていることが多いので
先の細いドライバーやピックツールで取り外します。
————————————————————–✄————————————————————–
(ヤマハ純正エキゾーストガスケット/部品番号:4FM-14613-00)
【純正部品のお見積りはコチラ /簡単便利!ウェビック 純正部品見積りツールはコチラ
————————————————————–✄————————————————————–

今回は手配の関係で社外品のガスケットを用意しました。

キタコKITACO:エキゾーストマフラーガスケット2個入り

https://www.webike.net/sd/115345/

各ボルトの準備も行います。焼き付き防止のためにグリス等を塗布します。
再利用するナットはパーツクリーナー等で汚れを洗い落とし、特にネジ切り部分に
砂などの噛み込みが無いようにキレイキレイしましょう。
今回はカッパーグリスを筆で塗ります。これは銅が配合されていて、カジリを防止してくれます。
マフラーは特に高温になる部分ですので、このひと手間が、次回取り外しの際に苦労しないで済みます。

エキパイの装着の際にガスケットを忘れないように!
でもここは角度的にガスケットが落下してしまいますので、グリスなどを糊代わりに
シリンダーヘッド側に保持させると良いです。

この製品の場合は、まず2番から組み、そのあと両サイド(1番、3番)を組みます。
まだ本締めはせず、パイプが左右に遊ぶ程度で止めておきます。
という流れでエキパイ3本が仮組みまで完成!

センターパイプとサイレンサーの取付

エキパイとセンターパイプを結合します。一番シンプル&メジャーな
差込み&スプリング保持のタイプです。差し込み部分には液体ガスケットを塗るケースも
ありますが、説明書には使用する指示が無かったため、将来の分解時に備えて
カッパーグリスを薄く塗っておきます。各パイプの角度調整のためにも潤滑剤は用いたほうが良いです。

接続する前に、O2センサーを取り付けましょう。
配線が付いているので、パイプ側をグルグルと回し、配線が捩れないように納めます。

センターパイプが付いたら、サイレンサーの取付です。
このサイレンサーは斜めにマウントしますので、少し難易度が高いところ。
車体側、純正マフラーの取付部分を使って、ボルト、カラー、ワッシャ、ステーを説明書に沿って
組み立てます。

※ここを一人で行うのは、ちょっと気合いが必要でした・・・よく頑張った俺!

仕上げ作業

すべてのパイプが接続されたあと、まずは一度脱脂洗浄します。
作業時に付いた油脂をそのままにしてしまうと焼き色にムラが出てしまい残念なことになりますので、
ここはしっかりと脱脂しましょう。
脱脂のあとは接続部分にスプリングフックを使用して、付属のスプリングを取り付けます。

最後に、各部の増し締めを行います。各部との干渉が無いかもチェックします。

  • O2センサー = 25Nm
  • フランジナット = 20Nm
  • サイレンサーステーボルト = 20Nm

今回の作業で使用した工具

20

  • カッパーグリス
  • ヘキサゴンレンチ
  • スプリングフック
  • 3/8ソケットハンドル
  • エクステンションバー(2種類)
  • 12ミリソケット
  • 13ミリソケット
  • 12ミリ Tレンチ

この他にパーツクリーナーとウェス、敷物、メンテナンススタンドを使用し、
写真にはありませんが、O2センサーは22ミリのスパナを使用しています。

完成!

増し締めのあと、もう一度脱脂清掃を行ってから待望のエンジン始動です。
ここまでの作業時間は、じっくりやって1.5時間ほど。

排気漏れが無いことを確認します。
始動後や初期走行時に、脱脂しきれていない油脂成分による発煙や匂いが発生しますが
異常ではありません。内部の油脂分も、排気に混ざって少し煙となって出ることがあります。

21

フルエキゾーストマフラーの交換は大変!というイメージで
ご自身での作業を躊躇する方は多いと思います。意外に簡単!?と感じていただけると嬉しいです。
スリップオンであれば、もっと簡単に交換できますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
基本は同じ『整理整頓』『説明書を熟読して手順をイメージ』『構造を理解』
『ネジの清掃&給油、トルク管理』『エンジンかける前に脱脂!』です。
※もし作業に自信が無い場合は、Webike バイクパーツ取付店サービスを活用してプロにお任せすることをお勧めします!

おまけ

撮影車両にはOVERさんのバックステップキットも装着されています。これも精度が高く質感もGOOD!
黒アルマイトが、足元を引き締めてくれますね。


PAGE TOP