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Web!keスタッフ

2018年05月15日

【レイン特集】最近よく耳にする『透湿防水素材』まとめてみました!

ライディングウェア、レインウェアの素材で、ここ数年で良く耳にするようになった”透湿防水素材”
その中でもよく知られているのは『ゴアテックス』ですね。
しかし、近年では各メーカーが独自の透湿防水素材を採用したり、低価格ながらも多機能なモデルが増えていて要チェックなジャンルです。
 
今回は『透湿防水素材』のメカニズムから、各メーカーの素材の性能や違いまで、分かりやすくご説明します!


 

▼レインウェアの『透湿防水素材』がまるわかり!

そのメカニズムから、各メーカーの特徴まで!

透湿防水素材とは?

透湿防水素材とは読んで字のごとく、『内部に溜まった湿気は外に排出し、外部からの水は中に通さない』そんな性質を持った素材です。

レインウェアを調べてみると『耐水圧:XX,000mm以上』や『透湿性:XX,000g以上!』という数字を見ることが多いです。
この数字は大きい方が性能も高いことを意味していて、主にJIS規格で定められた試験に基づいた数値となっています。

耐水圧とは、生地の上に底面積が1㎠の筒を置き、その筒に『どれだけ水を入れたら生地の裏側に染み出してきたか』で決まります。
したがって『耐水圧:10,000mm』というのは筒内の水が10,000mm(=10m)の高さまで耐えられたということです。

透湿性の性能でよく見られる数字は『1㎡辺り24時間で何グラムの水蒸気を排出できたか』で決まります。
したがって『透湿性:5,000g/㎡・24h』というのは24時間で5,000グラムの水蒸気を排出できたということです。

一般的にバイク用として使うレインウェアの耐水圧は『10,000mm以上』がボーダーラインと言われています。
ただし、それは60km/h以下で走ることを想定したもので、高速道路など100km/h程度で走行する場合は『耐水圧:20,000mm以上』が必要と言われています。

某有名メーカーのHPで耐水圧について確認したところ
20,000mm — 嵐
10,000mm — 大雨
2,000mm — 中雨
300mm — 小雨
とのことでした。通常使用の数値なのでバイク用はさらに厳しいスペックが望まれますね。

対して透湿性についてはレインウェア本来の目的では必ずしも必要ではありません。
しかし、ライディング時の汗は実は相当なもので、特に雨天時のジメジメ感と言ったら不快の極みですよね……。
バイク用のレインウェアの標準的な透湿性は5,000~8,000g/㎡・24h程度ですが
代表的な透湿防水素材であるGORE-TEX®の透湿性『13,500g/㎡・24h』を覚えておくと良いかもしれません。

ここまで、耐水性や透湿性について書いてきましたが、それではどうして水を通さないのでしょうか?

■メカニズム

殆どの透湿防水素材はフィルム状の素材を撥水性のある表地と吸水性や肌触りの良い裏地でサンドウィッチするように使用しています。
そのフィルム状の素材には『1㎠に数億個』という超微細な穴の開いています。
超微細な穴は雨や水滴より小さく、水蒸気の分子よりは大きいため、雨や水滴は通過することが出来ず防水性を保ち、
水蒸気は通過&発散できるため透湿性を確保するという一見相対する機能を両立しています。

メーカー別素材比較!

素材名 GORE-TEX® Gベクタープロフェッショナル ドライマスターX ベルグテックEX
(初期)耐水圧 45,000mm以上※1 40,000mm以上※1 20,000mm以上※2 30,000mm以上※2
透湿性(度) 13,500g/㎡・24h達成※3 20,000g/㎡・24h達成※4 10,000g/㎡・24h以上※5 16,000g/㎡・24h※2
主なブランド GOLDWIN:ゴールドウイン GOLDWIN:ゴールドウイン RS TAICHI:RSタイチ MIZUNO:ミズノ
価格帯 約45,000円~ 約18,000円~ 約15,000円~ 約15,000円~

※1:B-2法/目皿仕様 ※2:JIS-L1092高水圧法 ※3:B-2法 ※4:B-1法 ※5:JIS L-1092 高耐水圧法

■GORE-TEX®


主にGOLDWINが採用する2~3レイヤー(層)の薄い素材からなる、非常に優れた防水性と透湿性、防風性が定評の高機能素材。
3レイヤーはゴアテックスメンブレン(透湿防水素材フィルム)を表と裏から挟んでいるもので、
2レイヤーは表はナイロン等の生地、裏にはメンブレンをそのまま使用しているものです。
GOLDWINではさらに厳しい基準によるモーターサイクルウェアのレインテストをクリアしています。
・■GORE-TEX®採用のレインウェアはこちら

■Gベクタープロフェッショナル®


GOLDWINが採用する裏地の無い3層構造により軽量・コンパクトを実現する高防水素材。
防水性、透湿性に優れるだけでなく、100回の洗濯試験後も80%の撥水性能をキープするという「100洗3級」の耐久性を備える。
ゴアテックスと比べリーズナブルな価格設定も嬉しいところ。
・■Gベクタープロフェッショナル®採用のレインウェアはこちら

■DRYMASTER-X


RSタイチが採用する透湿防水素材。
均質な微多孔構造を実現し、高機能化したポリウレタンがベースの微多孔膜です。
微多孔は雨や水滴より小さく、水蒸気よりも大きいため雨や水滴は通過することができず防水性を保ち、水蒸気は通過・発散できるため透湿性を確保するという相反する機能を両立しています。
表地に撥水加工を施しさらなる防水効果を高めています。
・■DRYMASTER-X採用のレインウェアはこちら

■ベルグテックEX


総合スポーツメーカーミズノが独自に開発・採用する透湿防水素材。
新しい撥水処方で糸の1本1本まで均一に撥水性が行き渡るような細かい加工を施しています。
雨がウエアについても水玉になって生地表面を飛び跳ね、飛び散ってしまうような強い撥水加工です。
また、独自の3層構造で、長時間にわたり水圧がかかった条件下でも、水の浸入に耐えることが可能です。
伸縮性にも優れ、激しい動きのなかでも雨をガード。
分子構造による科学的原理を最大限に生かし、雨や水滴をシャットアウトしながら、ウエア内の湿気を外側に発散して、ムレを抑えます。
・■ベルグテックEX採用のレインウェアはこちら

■今回ご紹介した素材が採用されているレインウェアはこちら

・■GORE-TEX®採用のレインウェアはこちら

・■Gベクタープロフェッショナル®採用のレインウェアはこちら

・■DRYMASTER-X採用のレインウェアはこちら

・■ベルグテックEX採用のレインウェアはこちら

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