2017年発売のGSX250Rは、249cc水冷並列2気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ。前身はネイキッドスポーツ「GSR250」にあり、大型の車体と中低速を重視したエンジン特性が特徴的。セパレートハンドルや前後分割シートを備えスポーティな印象ながら、高燃費とトルクフルな中低速域により、日常用途からツーリングまで幅広く活躍できるマシンとなっている。2021年モデルからはABS搭載モデルもラインナップされ、安全性能も高まった。
今回発表の2023年モデルでは、最新の令和2年排出ガス規制にエンジンを適合。WMTCモード時の燃費が0.3km向上した32.8km/Lとなったが、出力やトルク、車体重量といった諸元に変更はない。また装備面ではABSを標準装備することで、従来は「GSX250R」「GSX250 ABS」としてABSの有無から2種類のラインナップがなされていたものが、「GSX250R」に一本化されている。
新色はブラック/ゴールド、ブラック/レッド、ブルー、ホワイトの4色がラインナップ。ブラック/ゴールドのグラフィックは2022年モデル「ハヤブサ」の色使いをイメージできるもので(カラーコードは異なる)、250ccスポーツのツアラーモデルとして存在感を発揮しそうだ。