| メーカー | HONDA | エンジン形式 | 水冷 4st 4気筒 |
|---|---|---|---|
| モデル | VFR1200F | 最高出力 | 111ps/8500rpm |
| 名称 | VFR1200F | 最大トルク | 11.3kg-m/6000rpm |
| 排気量 | 1236cc | 乾燥重量 | - |
| 発売年 | 2011年 | 全長・全高・全幅 | 2250×755×1220mm |
| 中心価格帯 (Webikeモトサーチ) |
115 - 120万円 | シート高 | 790mm |
| 低地燃費 | - | 最小回転半径 | 4m |
| タンク容量 | 18リットル | 定員 | 2人 |
このVFR1200Fのルーツは86年に登場したVFR750F。それから数えて24年、6代目にあたる。その長きに渡り、VFRブランドのキャラクターにはブレがない。つねに「オールマイティで、かなりスポーティな走りまでこなせるV4エンジン搭載のツーリングスポーツ」を貫いている。もちろん、今度の1200もそうだ。しかし、ただのオールニューモデルではない。いくつも「革命」も起こしている。
まずこのルックスを見て欲しい。近未来的であり、妖艶であり、じっくりと眺めたくなるようなフォルムにデザインされている。これまでのバイクとは違うぞ!
そう言いたげな造形美だ。
そしてエンジンも面白い。V4なことに変わりはないが、乗り手の足元をスリムにするため、なんと両サイドの1、4番シリンダーを前側にバンクさせている。バンク角のかさばらない弱狭角の76度Vとし、バルブ駆動はモトクロッサーなどで定評のユニカム方式。ハイスペックを実現する代わりに、重くかさばるDOHCをあえて採用していない。過剰、無駄を省いて実用性を睨んでいる。
今回シャフトドライブになったので、ツアラー色を一気に強めた…と普通ならそう思う。たしかに、これを採用したのは欧州でメンテナンスフリーを求められてのことだ。 だが、スポーティな走りに対するネガティブな要素は最小に抑えられている。リヤアームをオフセットピンピボットにすることで、シャフトのトルクモーメントによるリフト現象などをほとんど消している。スホーツしている時、チェーンドライブと同じとは言わないが、シャフトの駆動系ダンパーによって、少し伸び気味のチェーンで走っている…そんな程度にしか感じない。マニュアルミッション車はバックトルクリミッターも装備されているので、急激なシフトダウンなどでのバタツキも起きなかった。
基本的に、機敏ではないが、素直な身のこなしで、どんな操り方にも忠実に従う。フロントに舵角が強くついたりしないが、一般的なメガスポーツに近い旋回能力もある。それらと同等のリーンアングルも確保されているので、気楽に操れ、とても幅広い走りをカバーできるのだ。シャフトドライブだから、という違和感はない。(テキスト:宮崎敬一郎)





