| メーカー | HONDA | エンジン形式 | 水冷 4st 単気筒 |
|---|---|---|---|
| モデル | フェイズ | 最高出力 | 23ps/7500rpm |
| 名称 | フェイズ | 最大トルク | 2.3kg-m/6000rpm |
| 排気量 | 248cc | 乾燥重量 | - |
| 発売年 | 2011年 | 全長・全高・全幅 | 2180×750×1150mm |
| 中心価格帯 (Webikeモトサーチ) |
50 - 55万円 | シート高 | 755mm |
| 低地燃費 | - | 最小回転半径 | 3m |
| タンク容量 | 12リットル | 定員 | 2人 |
想像できないだろうが、フェイズのフレームとエンジンのベースはフォルツァ。変更された部分はシートレールでバランスを見直し、エンジンは発電系の変更でフリクションロスを低減している。だからフォルツァよりひとまわり小柄に見えても、ホイールベースなど主要な寸法はほとんど変わらない。
そして小さく見せる車体デザイン。これは魅力と言っていいだろう。そう見せるのはテール回りの個性的な形状の効果だが、フロントフェイスだってけっこうシャレている。見慣れたフォルツァの顔でもないし、他メーカーにも似たような顔はいない。チャーミングで味がある。ホンダが大型スクーターにそんなデザインを採り入れのは初めてだ。
フェイズの開発コンセプトは「My Personal Comfortable Mover」。平たく言うと「自分専用の快適で機能的な(ストリートユースをかなり強く意識した)コミューター」といったところ。ツーリングでの居住性、快適性までオールマイティにパーフェクトを求めようとしたフォルツァに対して、ずっと狙いが明確だ。自分だけの、愛着を持って接するこのとできる相棒として、デザインにも個性を、とやってくれたわけだ。
しかもこの姿、実用性もおろそかにしていない。トップカバーは低くて視界がスッキリしている上、ショートスクリーンと同様の風防効果があったり、足つきを考慮してシート下部のフロアが絞り込まれていたりと、使いやすさに対して明確なアピールがある。びっくりするほどプライスを抑えられているので、フォルツァの廉価版と誤解してしまうかも知れないが、まず、走ってそれは感じないと思う。むしろ、ふつうに考えられる「スクーター的な用途」ではフォルツァより高い適性があるほどだ。
ハンドリングは随分と軽快。このクラスの中では落ち着き感を強調されたフォルツァに対し、プラットホームが同じとは思えない身の軽さが個性。見た目と同じで車体が小さくなったような感覚だ。おそらく、ライポジに起因する重心位置の変更とか、いろんなことが効いているのだと思う。
ハンドリングタッチはしなやかで軽快、といえばいいだろうか。交差点で、そしてすり抜けで、ヒラリと快活に素早く身を翻す。コーナリングだってビシッと、ソツ無くラインを決められる。キビキビした走りをバランス良く気楽に…もっと小型のスクーターにでも乗っているような感覚で振り回せる。これがフェイズの大きな魅力だ。(PHOTO:南 孝幸/赤松 孝 TEXT:宮崎敬一郎/太田安治/古澤 恵/月刊オートバイ編集部)





