| メーカー | ホンダ | エンジン形式 | 空冷4スト・DOHC4バルブ 単気筒 |
|---|---|---|---|
| モデル | カブレーシングCR110 | 最高出力 | 7PS/12700rpm |
| 名称 | カブレーシングCR110 | 最大トルク | 0.4kg-m/11000rpm |
| 排気量 | 49cc | 乾燥重量 | 75kg |
| 発売年 | 1962年 | 全長・全高・全幅 | - |
| 中心価格帯 (Webikeモトサーチ) |
20 - 25万円 | シート高 | - |
| 低地燃費 | - | 最小回転半径 | - |
| タンク容量 | - | 定員 | - |
昭和33年8月に発売されたスーパーカブは、まだ戦後復興のさなか、日本経済がぐんぐん上向きになる時代を支えた国民車だと言っていいだろう。
誰でも運転できるイージーなノークラッチで、荷物を片手に運転もできるよう各種操作スイッチをハンドル右に集中、油汚れのないように装着されたチェーンケース、スカート姿でもまたがりやすいアンダーボーンフレームと、まだ道路事情も悪くクルマなど庶民の手の届かない時代に物資運搬という経済の底辺を支えた偉大なオートバイだ。
ホンダの創始者である本田宗一郎さんが直々に開発に口を出した、あの時代からしばらく日本にいちばん必要なモノだったのかもしれない。
そのスーパーカブも日本の発展とともにもはや「国民の足」ではなくなったけれど、それでも新聞屋さん、おソバ屋さんたちの配達の足として、日本じゅう、いや地球上のいたるところで今日も元気に走り回っている。
そんなスーパーカブが110ccとなってフルモデルチェンジを遂げた。もちろん新時代の排気ガス・騒音対策をメインに「次の50年、生き残るためのスーパーカブ」だ。基本はずっと一緒、時代が変わっただけだ。
パッと見ても、パッと乗ってもカブそのもの。それはいちばん大事なこと。エンジンはセル/キック併用のフューエルインジェクションで、わざわざキックでエンジンを始動してもキックアームをひょいと踏み降ろしただけでエンジンはあっけなく始動した。トトトト、と排気音はほとんどないも同然。早朝、新聞配達でうるさいと思われないためかな。
クラッチなしで、シーソーペダルを踏み込む。カチャン、とギアがローに入り、アクセルを開けなければ車体は進まない。これが自動遠心クラッチだ。
発進、加速していくと思ったより力強い。従来の90ccから20ccアップとはいえ、一般道の流れをぐいぐいリードしていく速さがある。ミッションつきだからスクーターよりスピード効率がよく、タイ製カブ100が輸入限定発売されていた時期もあったけれど、この110は紛れもなく史上最速のカブだ。
カブでハンドリング云々を論ずるつもりはないけれど、フロントがボトムリンクからテレスコピックに、スイングアームがプレス板合わせから各パイプとなってすごくしっかり感が出た。スピードを出してもヨレッと、フニャッとしない。
スーパーカブ90カスタムが21万6300円のなか、新110は24万9900円。このスバラシイ価格の上、従来のスーパーカブくらい好燃費で、無類のタフネスさを見せてくれれば、それが最高のスーパーカブなのだ。
そうそう、カブといえば97年に発売されたリトルカブのおかげで遊びやオシャレに乗るユーザーもぐんと増えた。
若者よ、ハイブリッドカーなんてメじゃない、超エコ車に乗りなさい。








