ファットタイヤ装着でカムバック!新感覚のカスタムクルーザー
スポーツスターファミリーに新しい仲間が加わった。リヤは少し低めに構えたローテールとし、フロントは16インチの小径極太タイヤで強烈な存在感を演出。ビンテージルックのフォーティエイトとは違った、軽快で明るい雰囲気のクラシカルスポーツ、XL1200カスタムだ。 このモデルはリヤの車高が低く設定されているので、乗り心地に期待はしてなかったのだが、フロントだけでなくリヤサスも意外にソフトで優しい動きをしてくれる。しかもシートの肉厚もしっかり有るので座り心地がいい。これならやせ我慢しなくてもロングツーリングに出かけられる。小柄なスポーツスター系のファッショナブルバージョンにしては、そこそこ快適な乗り心地になってる。いい感じだ。 フロントが小径タイヤのせいか、ハンドリングはけっこうダイレクトで、街中でのきびきびした走りも元気よくこなせる。大柄なダイナやソフテイルファミリー系では真似できない取り回しやすさと機敏な身のこなしがある。このシリーズはハーレーの中でも、基本的に使い勝手のいいオールラウンダーなのだ。 エンジンはファミリー共通のエボリューション系。トップ5速で70〜95km/hくらいが生き物のような息吹、鼓動感を発する速度連レンジ。それより少し上の120km/h以上だとメカ音で多少ノイジーになるものの回り方はスムーズで、排気音は連続音になる。回されることを嫌わない快活なエンジンである。 ハーレーを楽しむなら、ファミリーごとの基本的な性格を知り、その中での機種ごとのアレンジを見る。そして、一通り考えた後、イチバンかっこいいと思うものを選べばいい。全く別のファミリー、機種でもいいから...。このカスタムはスポーツスターファミリーの中でクラシカルなルックスを魅力としつつ、走りもオールマイティで使い勝手がいい。後はスタイルが気に入るかどうかだ。