大人のためのスペシャルなブラックがいま、薫り立つ
CB1100のデビューからもうすぐ一年。街で見るCBの多くはノーマル状態を保っているが、これこそ大人向けのコンセプトが素直に受け入れられた証拠。だが、すべてのオーナーがノーマルに満足しているはずはない。走りに振った改造ではなく、CBの上品な雰囲気をもう1ランク高めるモディファイを考えている人も少なくないだろう。無限エディションはそうしたニーズに応え、上質さに磨きをかけるカスタマイズが施されている。 何よりも目を惹くのはシルバーコーティングされたエンジン。ノーマルのブラック仕上げよりも一回り大きく見えるが、これ見よがしに存在を主張したり、名車CB750Fourのイメージを重ねるのではなく、設計段階からフィンの厚みや形状にこだわったという空冷エンジンの美しさを静かにアピールしている。同様にシルバー塗装を施したホイールでタイヤとのコントラストを強調し、高級感と軽快感も高められた。 走行中に無限エディションであることを意識するのはタンクのグラフィック。黒ベースに赤と金のストライプが入っているが、実際に見ると実に艶やか。漆塗りのような深みがあり、手で触ることさえためらわれるほどだ。 スリップオンマフラーとサイドカバーに入れられた“MUGEN""のロゴも控えめで、カスタム車の匂いはしない。メーカー製の上級バリエーションのように仕上げたことにも、無限のセンスの良さを感じる。