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ヨシムラ-MIKUNI TMR-MJN キャブレターは、TMRキャブレターにヨシムラ独自に開発したマルチプルジェットノズル(MJN)を組み込んだブラックボディータイプのキャブレターで、適正な濃度の混合気の生成と良好な燃料状態を得るための理想的な霧化特性を目指して開発されました。 その技術は、シビアにパワーとレスポンスを追求されるレーシングフィールドによって育てられています。 |
| ■TMR-MJNキャブレターの特徴 | |
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TMR-MJNキャブレターの『MJN』とはマルチプルジェットノズルの略で、従来のジェットノズルの代わりに中空のパイプに数個の微小な穴があけられているノズルを使用しているのが特徴です。このジェットノズルの穴から吐出するガソリンは気化しやすい霧状となるうえ、スロットルバルブの開閉に伴い見え隠れする穴の数でガソリンの量をコントロールしたり、穴の大きさや間隔を変えることでスロットル開度ごとの補正を容易にしました。 |
| ○メカニズムの違い ニードルタイプの場合、メインジェットを通った燃料は、ベンチュリーボア下部にあるニードルジェットとジェットニードルの間にできたすき間から吸い出されます。MJNの場合、燃料は中空のマルチノズルの中を通り、ノズルに開けられた複数の穴から吸い出されます。これにより理想に近い燃料の霧化を実現することができます。 流体の速度の速いポイントはボアの中心部です。(FIG.1 参照) MJNの発明の着眼点は、この部分にありました。理想的な霧化を実現する為に、ボアの中心部に燃料の吸い出し口を持ってきました。そして研究の末、マルチプルジェットノズルの形が生まれ、ボアに繊細な燃料の粒をまんべんなく送り込むことを可能にしたのです。そして繊細な燃料粒は、様々な効果を実現することができたのです。 ○走行時、アクセル開閉時の違い MJNはマルチノズル横に開けられた微小な穴がアクセル開度に応答してベンチュリー内にデジタル的に露出し、そこから燃料が吸い出されます。 よって急激にアクセルを大きく開けた場合でもエンジンの発生する負圧に瞬時に対応し、好レスポンスを確保しています。(FIG.2参照) 逆に、アクセルを全閉にしてエンジンブレーキをかけたとします。ニードルタイプの場合、ニードルジェットとジェットニードルのクリアランスが広く、強い負圧によって燃料が吸い出され、燃費の低下はもちろんプラグカブリを引き起こし、次の加速状態に対して影響を残します。MJNタイプは、ノズルから漏れ出す燃料が非常に少ないため、レスポンスが良く、スムーズに加速状態へ移行することができます。(FIG.3参照) |
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| MJNの繊細な燃料粒がもたらす利点 霧化状態が理想的で、燃料の完全燃焼を促しエンジンの性能を向上させることができます。無論、以前全日本選手権に出場しているヨシムラチームのスーパーバイクにも組み込まれていました。また、スズキ株式会社から発売されている、GSX-R750Wや96GSX-R750パーツとして販売されているキャブレターセッティングパーツにもMJNが正式採用されその優位性が認められています。 前述のように、アクセルに対してレスポンスが非常に良く、市販車、高度にチューニングされたレーシングマシンの類を問わずスロットル操作が楽になり、乗りやすくライディングに集中できるマシンになります。 セッティングの許容範囲が広くなり、気圧などの変化に対する再セッティングの必要性が減少します。また、構造自体が変わるため、ニードル式に比べてセッティングパーツの点数が少なくなります。 ビッグボアのエンジンは燃焼室も大きいため、混合気のムラが生じやすく、薄い部分を補うために必然的に燃料を濃くしないと出力をアップさせることができませんでした。微細な燃料粒は、そのムラを作りにくくし必要以上の燃料を供給しないため、結果好燃費につながります。そして、ホンダエコノパワーやマイレッジマラソンに代表される低燃費を競うレースでも、青山学院大学のチーム「Zahnrad」によって、実戦に使用され、総合優勝や数々の好成績を納めています。また、燃料の完全燃焼を促すMJNは、排気ガス中のCO(一酸化炭素)やHC(炭化水素)を低減し、排気ガスをクリーンなものにします。 |
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