Webike TEAM NORICK YAMAHAは、現在全日本ロードレース選手権J-GP2クラスに参戦している野左根航汰選手をサポートしようと、2010年3月に設立されました。
J-GP2クラス参戦3年目となる2013年は、9月29日の岡山ラウンド終了時点で6戦中3勝しており、ポイントランキングでも首位に立っています。 チームと野左根選手は、J-GP2クラスでチャンピオンになることはもちろんのこと、MotoGP日本グランプリのMoto2クラスワイルドカード参戦を足がかりに、最高峰であるMotoGPチャンピオンを目標としています。 2010年にウェビックが全面的にチームをサポートする以前、野左根選手をはじめとする将来を担う若手ライダーは、チームノリックジュニアのもとで実戦的な育成を受けてきました。 チームノリックジュニアは、その名の通り、世界に愛された故阿部典史選手(通称ノリック)が2006年に世界に通用するライダーを育成しようと発足させたレーシングチームです。 日本人ライダーも、世界のトップライダーたちと互角に戦える。世界グランプリで3勝し、17回表彰台に立ったノリックは、そのことを実証しました。世界の舞台でよい成績を残すことが話題性を呼び、ひいては日本の2輪モータースポーツ発展につながる????。 だからこそノリックは、後進の育成に積極的に取り組んでいました。 ジュニアのライダーの中でも野左根選手は、「世界を狙える選手」になる将来性と素質を見込まれました。 そして、2010年にチームとウェビックとの出会いをきっかけに、サポート体制も一新して、Webike TEAM NORICK YAMAHAが誕生しました。 しかし、今、全日本でのチャンピオンはもちろんのこと、世界を相手に戦う日本人ライダーをMotoGPに送り出すという私たちの夢は、決して夢で終わらないものへとなっています。
■阿部典史選手について1975年、東京都世田谷区生まれ。オートレーサー選手であった阿部光雄氏(現Webike TEAM NORICK YAMAHA監督)を父に持ち、幼い頃からバイクレースに親しんできました。
小学校5年生の頃、テレビでMotoGPを観てバレンティーノ・ロッシに憧れ、プロのライダーになろうと決めました。彼の目標とするライダーは、ノリックとバレンティーノ・ロッシです。ライダーとしての目標は「MotoGPのチャンピオンになること」。
■ファンへのメッセージ去年のMoto2 は残念な結果になってしまいましたので、今年はシングルフィニッシュを目標にしています。
「ウェビックの社員はバイク好きのライダーであり、ライダーであるお客様と同じ目線で、バイクライフをより楽しんでもらおうとウェビックを運営してきました。私達のビジネスは、単に商品やサービスを販売するだけではなく、日本のバイク業界全体がより活性化し、多くのライダーにもっとバイクを楽しんでもらいたいという信念にもとづいています。
私自身も学生時代はレースに没頭し、原田哲也選手に憧れていました。ご縁があって、阿部監督に出会い、世界で活躍する日本人ライダーを送り出したいという思いに共感しました。以来、スポンサーとしてだけではなく、メカニックなどの人的面からも全面的にチームをサポートし、私たち自身もレース活動を通じて成長しました。 当時、中学生だった野左根選手は現在、全日本のチャンピオンを獲得できるポジションに立っています。彼もまた、この3年間でライダーとしても人間としても本当に成長しました。 日本には世界に誇れる素晴らしいバイクメーカーやパーツメーカーがあります。しかし、世界の舞台で戦うライダーは欧米勢に席巻されています。 今回のワイルドカードでの参戦は、チームにとっても野左根選手にとっても世界に挑戦する重要な試金石となります。日本人ライダーがかつてのノリックや現在のマルケスと同じように世界を沸かせる活躍をする、という夢を一緒に応援してください。」 |