100％電気で走るエレクトリックビークルの第一弾として2002年11月に発売（全国発売は2003年5月）されたパッソルが、動力性能と航続距離を向上させ、新たにパッソル-Lとして登場。基本的なシステムをそのままに、2005年5月発売のEC-02に採用された新型モーターやエネルギー密度を1.5倍に高めた新型リチウムイオンバッテリーを搭載することで、最高出力を従来の0.95kW/1830rpmから1.2kW/2250rpmに高め、発進時、中速域、登坂時の走行性能をアップ。同時に満充電からの航続距離も30km/h定地で従来の32kmから43kmに、平坦な市街地での実航続距離も15?20kmから25?30kmに伸長させている。それに伴って乾燥重量が2kgアップ。カラーラインアップは従来の4色からブラック1色に絞られた。EC-02と部品の共通化を図るなどして、価格は税抜で従来の24万円から一気に4万200円ダウン。（財）日本自動車研究所の電気自動車等導入費補助事業補助金の給付対象車として認可されているため、新車登録前に申請することで1台あたり上限5万円の補助金が給付される。